「未来像経営」で日本中の中小企業を元気に ~会計・税務業界の常識を超える独自サービスで~
株式会社 古田土経営 税理士法人 古田土会計 古田圡 満 氏(江東支部)
株式会社 古田土経営 代表取締役会長
税理士法人 古田土会計 代表社員 (江東支部)
古田圡 満 氏
【会社概要】
設 立 1983年1月
資 本 金 3000万円
従業員数 375名(2021年末現在()平均年齢 34.6歳)
事業内容 会計・税務
本 社 東京都江戸川区西葛西5-4-6
仙台支店 宮城県仙台市宮城野区榴岡4-5-22
日本で一番大切にしたい会社大賞審査委員
中小企業庁「はばたく中小企業300選」審査委員
茨城県那珂市ふるさと大使
著書:「社員100人までの会社の社長の仕事」
「経営計画は利益を最初に決めなさい!」
「会社を潰す社長の財務!勘違い」
「あなたは、経営の目的は何だと思いますか」と問われて皆さん何と答えますか。訪問して早々に逆インタビューされた。「ドラッカーは、顧客の創造とイノベーションが要諦と言っていますが、経営の目的は『社員とその家族を幸せにする』ために事業を継続できるようにする、そのための顧客創造でありイノベーションなんです」と古田圡満さんは言う。㈱古田土経営は、経営とは、会社が向かうべき「未来像」を描き、その「未来像」のために会社の「今」を数字化して経営のサポートを行う国内最大規模の中小企業のための会計事務所である。
西葛西駅北口にある事務所をたずねた。広いフロア入口で職員の皆さん全員の起立の歓迎を受ける。社風の良さを感じた。冒頭のやり取りののち創業のお話を聞く。1983年、監査法人から独立して、印刷会社の一室を借り家賃3万円から始めた。当初は「1年に1人ずつ、30年後に30人」が目標だったが、39年目の現在375名、顧問先は全国に3600社以上の規模になった。
成長の理由を聞いた。一般的な会計事務所は、試算表の作成と決算申告業務を行うのみ。古田土会計グループは、①増収増益②資金調達③人財育成と多面的なノウハウやサービスを提供している。それは開所してすぐに同友会や倫理法人会に入会し、知り合った経営者の方たちに喜ばれる商品・経営に役立つ資料を作り「利他の精神」で、一所懸命にやり続けた結果とのこと。「もっと良くなってもらいたいと思うと次々アイデアが湧くんですよ」「監査法人では監査人は会社のアラを探す役でした。私は喜ばれる仕事がしたかったのです」と語る。
お話しの中に一倉定、稲盛和夫、鍵山秀三郎といった方々の名が出る。駅前清掃やこども食堂への寄附といった活動も行っている。「社員教育や環境整備は重要ですが、事業の良し悪しはやはりトップの責任です」とキッパリ。一言一言に重みがある。持続的に成長し続けるには、現場感を鍛えてニーズをとらえること。30年続く企業が少ないのは「ニーズや環境が変わっているのに変われないから」と言い、今でもご自身で20社を担当している。「現場に出ているから変化がわかるんです」
受付の隣に社長席がある。今はその席は新社長の飯島彰仁さんが座る。「社長室なんかありませんよ。社員が出社してまず見るのは社長の顔なんですよ」と笑う。身内でなく生え抜きを後継者とした。飯島社長はめまぐるしい時代の変化に対応するためITやクラウドといった分野に計画的に投資していくという。
趣味はと聞くと「仕事ですよ」と豪快に笑った。40年前電話一本ではじめた事業が、自己資本率90%、純資産23億円、内現金15億円、借入金ゼロ。自らが経営者の見本となるべく「見せる・模範となる・実践する」会計事務所となり「日本中の中小事業を元気にする」ため熱血会計士古田圡満さんは走り続ける。