「本業の強みを生かして市場開拓」
株式会社三和代表取締役 梁本 和則氏(資本金1000万円 社員7名)
同社は電気製品の卸売の会社です。
経営指針セミナーで自社の強み弱みを整理し、本業である卸の原点を見直しました。その結果、今まであえて市場開拓をしてこなかった街の電気屋さんへの卸を主体とした具体的な戦略を立てることにしました。電気業界では営業マンの数が減り、カタログすら入手が難しくなってきました。
そこで当社はまず始めに各メーカーのカタログを無料で郵送するサービスを始めましたところ、大きな反響が。次に営業開始時間も午前10時を9時半に、9時半から現在は9時スタートにと2度の変更をしました。
それは電気店さんとしては午前9時から9時半までに商品在庫の確認をして、それから営業に出たいという要望がわかったからです。この営業開始時間も大変大きな反響がありました。
このようにほんの小さな事ですがお客様の声を聞くこと、お客様の利便性を考えること、これが大きな反響を呼び信頼につながっていくことを実感しています。
また、これからも電気店さんにとってプラスになりメリットのある仕組みを作りながら実行していきたいと思っています。
そして、電気店さんから必要とされる人財集団を目指しながら。店主のご子息が喜んで家業を継ぎたいと思ってもらえるようになる。そんなお手伝いが出来ればといい考えています。