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経営者Q&A

東京都特別区の物品等入札参加資格申請について(2020年2月)

Q

当社は、以前よりA区の見積競争に参加し、区と契約のうえ各種図画教材を区立小中学校に納入していましたが、区の担当者から「次年度以降の契約については電子入札を実施する。A区の物品等入札参加資格を近日中に取得してほしい」と連絡がありました。
インターネットで入札参加資格申請をする件についても案内されたのですが、資料に目を通してもよくわかりません。手続きは、どのようにすればよいのでしょうか?

A

東京電子自治体共同運営協議会会員の自治体(都内区市町村※一部を除く)が実施する電子入札に参加するためには、「東京電子自治体共同運営サービス」サイトの電子調達サービスを利用して入札参加資格申請をする必要があります。
電子調達サービスの利用は、パソコン(PC)とインターネット環境があり、申請者名義の電子証明書を取得していることが前提です。電子証明書の発行を受けていない場合は、システムに対応しているいずれかの認証局に発行手続きが必要です。発行申込書類作成の際は、氏名の表記、フリガナのローマ字記載に注意が要ります。電子証明書取得手続の詳細は、各認証局の案内をご参照ください。ICカード式電子証明書を使用するためのICカードリーダーも必要です。
電子証明書を取得したら、ご使用のPCの設定と、電子証明書の登録を済ませて、入札参加資格申請の手続きをすることになります。
共同運営サービス入札参加資格申請の手続きは、申請プログラムをダウンロードし、必要事項を一通り入力したのち、申請データを送信して行います。業種によっては入力不要な項目も多くあるため、マニュアルで確認しながら進めます。
入力が完了した申請データを送信すれば、審査担当自治体と郵送書類を指示されるので、必要書類を速やかに指定された自治体窓口宛に発送します。書類が審査担当自治体に到着後、申請内容に問題がなければ数日で承認が下りて、「受付票」がダウンロードできるようになります。入札参加資格申請は、それでひとまず完了です。
入札参加資格を維持するためには、有効期限内に継続申請をする必要があります。
毎年の決算(申告と納税)の後に、新規申請と同じ要領で忘れずに継続申請をしてください。電子証明書の有効期限にも注意が必要です。
資格取得後の電子入札については、おそらく区から指名の通知があるものと思われます。仕様書等の文書も、全てダウンロードして入手することになります。あらかじめ電子入札の操作マニュアルで入札手続きの手順と操作方法を確認しておきましょう。

幸野 茂人(足立支部)

幸野行政書士事務所
行政書士

TEL.03-3853-2372
FAX.03-3853-2388
E-mail : s-koh-no-jimusho@mwb.biglobe.ne.jp

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