入社から幹部まで一貫した階層別研修プログラム
経営者と社員が共に気づき、自ら考え学ぶ共育研修
共育委員会は「よい会社づくり」のために、経営指針の共有実践、経営理念に基づいて 自主的・自発的に取り組む社員の育成、経営者と社員が共に成長する研修を開催しています。
共育研修の3つのポイント
1
経営理念を中心に据えた企業活動
私たちが、長期的に安定した経営をしていくためには社員を最も頼できるパートナーと考え、共に育ちあう全社一丸体制を築かなければなりません。
そして経営理念を社員と共に共有し、浸透していくことが企業発展には不可欠となります。
2
異業種の同期・仲間ができる
日頃会うことの少ない社外や異業種の方と研修を通じて交流を図ることで、新しい出会いがあり、同じ悩みを相談できる同期や仲間ができます。
3
経営者自らが深く関わる研修制度
経営者の責任として自主的社員を育成することは、大切な仕事です。
共育委員会の研修は経営者と社員が共に良い会社を作る学びの場を提供いたします。
2025新入社員研修のご案内
経営幹部コース
【受講企業経営者】
乾 加代子氏
サンワ印刷紙工㈱
代表取締役社長
今回改めて話し合う時間を取り、様々な課題をお互いに共通認識として持つ事が出来ました。また、定期的に話し合う時間、向き合う時間を意識して取るようにし、今回を機にやっと、「新規事業」への取り組みとなる新たな一歩を2人で踏み出す事が出来ました。日々の目の前のことに埋没せず、着実に育てて行きたいと思います。ありがとうございました。
【受講生】
楠木友紀氏
サンワ印刷紙工㈱
営業部長
今後は従業員を上手く巻きこみ、社員一丸となって会社を盛り上げ、利益 を得ることで皆で幸せになることの実現に向けて邁進します。
管理者コース
リーダーコース
理念入門研修
「理念入門研修」で社内に理念の浸透を
共育委員会副委員長
山野雅史
㈱モンテカンポ(港支部)
2021年より「理念入門研修~経営理念とは何か、なぜ必要か~」が新たに社員共育塾に新設されました。本研修は、他の社員共育塾のセミナー受講前に共通して必要な理念について理解をいただき、各セミナーの理解度をより深めていただくことを目的にしています。
他にも、「経営指針成文化セミナーなどを通して自社の経営理念は作成したが、どのように社員に説明してよいか分からない」「社内で経営理念の理解度に差がある」などといった企業の社員の方に多く利用いただいており、2022年の第1回目の研修を終えた段階で、36社113名の方が既に受講されています。
昨年受講された栗栖達成さんの感想を
後に掲載していますが、受講後のアンケートでも他の受講者のから次のような感想を寄せて頂いています。
・理念の共有は、価値観の共有とつながることになるので会社だけでなく、普段の生活していくうえでも重要なことだと感じました。価値観を共有するためにはどうすればいいのか日々考え、行動していければと感じました。
・自分の会社では今まで意識していなかったが、他社では実践的に理念を活用しているのに驚いた。まずは自分自身に落とし込んで、自社での活用に繋げていきたい。
・研修を受ける前は経営理念は言動であって、行動までは難しいと思っていました。ですが、そうではないんだ、理念は常に身近でなくてはならないんだと知ることが出来ました。
・価値観は同じである必要はない、理念に対して共感することが大切。
・理念を活用することで社員の率直な意見が言える環境づくりができる。
・自分自身がどう成長したいかを考えたときに理念があれば自分のやるべきことが明確になる、道しるべとなる。
・理念には様々な活用方法があるということが分かりました。
研修は一日を通してオンラインで行い、1.講義:理念とはなにかなぜ必要なのか、2.ワークショップ:身近な会社の理念を考える、3.ワーク:価値観と理念、4.報告:経営理念活用事例に加えてそれぞれグループ討論が行われます。
業種、年齢、役職も違うメンバーがグループ討論を通してお互いに学びあい高め合うことができるのも他の研修と同様に同友会の研修の醍醐味と言えます。
また、受講企業の経営者や上司の方には、助言者として一緒に参加いただくことをお願いしています。一緒に同じ研修に参加することで受講した社員と共通の言語で経営理念について話すことが出来、また他社の社員とも接することで、他社の取り組みについても学ぶことができます。
自社の経営理念の浸透に「理念入門研修」を是非ご活用ください。
理念入門研修に参加して
栗栖達成
㈱ボンズシップ
(江東支部)
きっかけは上司からの推薦でした。入社から一年半ほど経った時期で、これまで社長や上司がいくつか同友会の研修に参加していることは知ってはいました。事前に他のコースを受講した上司に聞いたところ、ポジティブなものよりは普段の業務との乖離に困惑しているような感想でした。医療専門職の働く感覚といわゆる自由市場ビジネスにおける考えには違いがあり、現場にとっては地に足がついた研修の方がわかりやすく、必要なのは実務に即した考え方・方法論なのではないかと思いました。それは、ひとつに病院で十一年間経験して、リーダーたる構えや組織論などは知識的にも経験則的にも実践してきた自負があったこと、二つ目には理学療法士になる前に一般企業での会社員経験があり、ビジネスと専門職側との違いを肌感覚として持っていたことが影響しているかもしれません。
このような中途・経験者の心の壁のようなものができた状態で理念入門研修に参加しました。
研修は理念に関する講義やグループワークを一日かけて行いました。参加者の多くは私と同様に、理念について向き合う時間をまとめて取ったことはなく、感じていた理念への印象も近しい共通点がありました。馴染みのないテーマの議論であっても各グループに助言者が付いてくれるので、議論のヒントのみならず理念経営を実践している側からの生の声を聞くこともできました。
理念が不要だとの意見もある一方で、一定の人数が一丸となるためには非常に有用であるとの話を聞き、このことが私にとっての研修受講の意味なのだと腹落ちしたことを覚えています。自分ひとりではなくチーム→事業所→全社と拡がりをもっていくこと。これは自社の理念にも繋がっていたからです。理念を拠り所にして課題を考える・アウトプットする場をもってはじめて理念が自分ごとになって身体に取り込まれる、周囲と思いを共にして一つになれるということをグループワークの実践を通して確認することができました。
現在、私はリーダーコースを経て管理者コースを受講中ですが、先立って理念入門研修を受講したことで、その後のコース受講で困惑を感じることはありませんでした。本研修は、次につながるまさに“入門”の研修として、スタッフに受講を勧めたいと思えるものです。目下、専門性を持ったスタッフが働きたいと思える環境づくりに試行錯誤しながら奔走しているところです。応援よろしくお願いします!