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2014.02.20新都知事への代表理事談話
代表理事談話
新リーダーの「熟慮」と素早い「決断と実行」に期待
17日間に及ぶ東京都知事選挙の結果、舛添要一氏が当選しました。このことは舛添氏の掲げた政策と手腕により多くの都民の評価が集まった結果といえます。しかし同時に今回の投票の結果からも原発の問題など都民の見解が別れるものもありました。そうした課題については新リーダーは拙速にすぎることなく民意を踏まえた熟慮を求めたいものです。
また、反面で今の東京には政治的な空白により、待ったなしの課題もあり、知事の素早い「決断と実行」が求められています。
その最たるものが、一連の経済対策が日本経済の基盤である中小企業にしっかりと着床する事であり、中小企業の再生なしに日本経済と国民生活の再生はありえません。
また、2020年のオリンピック開催、首都直下型地震の減災対策、かつてない超高齢化社会の先駆けとなる東京、東京には様々な課題が迫っています。そして同時にこの「課題」は東京の新しい「市場」であり、将来の産業の新芽でもあります。
私達、中小企業者はこれら課題の行方を注視しつつ、その解決の主たる一翼として中小企業の出番が求められる事を腕を撫して待っています。
これら諸課題の解決について、新都知事が、地域の中小企業や我々中小企業団体に積極的に協力を呼びかけ力を合わせてともに取り組むことを期待します。
2014年2月20日
東京中小企業家同友会
代表理事 藤田明男